フリーランスの方が仕事をするためには、営業活動を行って案件を獲得するのが一般的です。フリーランスになってまだ日の浅い方にとっては、どのように営業を行えば良いのか、良く分からない部分もあるのではないでしょうか。この記事では、案件を獲得するためのコツや注意すべき点、そして案件が獲得出来ない理由について紹介します。
フリーランスの主な営業方法
フリーランスの方が行う営業方法には、どのような物があるのでしょうか。
自社サイトやSNSを活用する
自社サイトやSNSでは、事業内容などを手軽に発信することが出来ます。
今はありとあらゆる情報をインターネットで入手する時代なので、ネット上で自社の情報を積極的に発信することで、クライアントの目に留まる可能性が高くなります。
仕事に対する考え方も発信すれば、共感してもらうことで信頼を得ることにも繋がります。
チラシやポートフォリオを作成する
チラシやポートフォリオに、自分のスキルや今までの実績を掲載すれば、営業で大きなアピールになります。他にも経歴や使えるツール、資格、受賞歴がある方はそちらも記載すると良いでしょう。
実績に関しては、仕事だけで無く、趣味で作成した物も紹介することをオススメします。趣味は自分が「楽しめる」分野なので、そのような案件を受注出来れば、仕事のモチベーションやクオリティが上がります。
ブログを書く
ブログによる情報発信も重要です。自分の仕事に関することや、趣味のこと、雑談など様々な情報を発信することが、仕事に繋がる可能性を高めます。
ブログに広告が付けば収益につながることもあるので、最初はアクセス数が少なくても、地道に続けることが大切です。
営業メールを送る
企業に営業メールを送るのも効果的です。メールを送る際は、得意分野を分かりやすく書き、ポートフォリオを載せ、読みやすい文章を書くことを心掛けて下さい。
初めて送る企業に対しては「突然のご連絡失礼いたします」といった、前置きを忘れないようにしましょう。
電話や飛び込み営業を行う
飛び込み営業の際は、自分の仕事に対する熱意を伝えることが大切です。相手は、メリットがあれば依頼したいと考えるので、どのようなメリットがあるかを分かりやすく伝えましょう。
セミナーや交流会に参加する
セミナーや交流会を、案件獲得の場として活用することも出来ます。
人脈を増やせば、今まで出会えなかった、新しいクライアントに出会うことも可能です。同業者が多く集まるイベントに参加すれば、共通の話題を通じて新規案件の獲得も見込めます。様々な人たちの様々な意見を聞くことで、モチベーションを向上させることにも繋がります。
友人や知人に相談する
友人に相談することで、友人を通じて別の人物から、仕事の依頼を受ける可能性があります。友人という関係性は既に「信頼」を得ている状態なので、仕事の相談をし易い雰囲気が作りやすいです。あまり堅苦しくならずに、気軽に相談する所から始めてみましょう。
案件を獲得するコツと注意点
案件を獲得するためのコツには、どのような物があるでしょうか。注意点も併せて紹介します。
コツその① プロフィールに注力する
クライアントは、フリーランスがどのような人物なのかを知りたいため、サイトやSNSなどのプロフィールをチェックします。プロフィールでスキルや実績をアピール出来れば、案件を獲得できる確率が上がります。
新しい実績は、最新の自分について知ってもらえるチャンスなので、特にアピールした方が良いです。
コツその② フリーランスエージェントを活用する
フリーランスエージェントは、希望条件やスキルに合わせて仕事を紹介してくれるだけでなく、手続きもしてくれる便利なサービスです。無料登録が可能なので、とりあえず登録だけでもしておくことをオススメします。
自らクライアントにアピールする営業方法と、エージェントに任せる方法を組み合わせれば、より多くの案件を獲得することが期待できます。
コツその③ 契約内容の確認はしっかり行う
フリーランスは会社員と違って立場が弱く、足元を見られて安い報酬で契約しようと企む取引先も、少なからず存在します。
契約内容はしっかりと読み込み、フリーランスにとって不利になる部分が無いかどうか確認することが重要です。
注意すべき点① 一方的にならないようにする
営業をする際には、一方的に売り込むのは避けるようにしましょう。営業をするからには、クライアントにニーズに合っているかどうか、といた事前の情報収集が必要です。一方的な営業は相手からすれば押し売り同然であり、悪い印象を与えてしまいます。
注意すべき点② すぐに諦めない
一方的なのは駄目ですが、成果が出ないからといってすぐに諦めてしまうのも良くありません。営業は基本的にすぐに効果がでることは無く、時間と労力をかけることが大切です。クライアントのニーズに合い、尚且つ信頼を得られて初めて、案件獲得に繋がります。
注意すべき点③ 安くし過ぎない
もう一つ注意しなければいけない点は、報酬を安くし過ぎないということです。安いからと言って、必ずしも仕事を依頼されるとは限りません。むしろ、安さに何か裏があるのでは無いかと疑われてしまうこともあります。そのような本末転倒を避けるためにも、過度に安くするのは避けましょう。
案件を獲得できない理由
案件をなかなか獲得できない場合は、何か理由がある可能性があります。考えられる理由を紹介します。
ワンパターンな営業方法
成功した時の営業活動は大きな自信になりますが、その営業活動ばかりに頼ると、ワンパターンになってしまいます。案件を獲得できない方は、同じ営業方法を続けている可能性があります。
自分から売り込んだ方が良い場合と、SNS等で発信した方良い場合があるので、状況に応じて方法を変えるのが大切です。
スキルや実績が不足している
クライアントは、信頼できるフリーランスに依頼したいと考えます。スキルや実績の不足は信頼を得られないため、スキルアップを行って実績を積んでから、営業活動を行うようにしましょう。
アピールが上手くいってない
折角活かせるスキルがあっても、アピールが不十分で案件獲得に繋がっていない方も多いです。クライアントのニーズと自分のスキルが一致していないと、契約には至りません。ニーズをしっかり把握した上で、スキルがどのように活かせるのか理解し、自身の長所なども交えてアピールすると効果的です。
継続案件が無い
単発の場合、仕事が終わる度に新しく探す必要があります。毎回新規契約のために奔走していると効率が悪く、精神的に疲弊してしまいます。結果的に、営業活動が上手くいかないことに繋がる可能性もあります。
効率性を重視するのであれば、継続案件を受注した方が良いです。経験や実績を多く積んでいると、継続的に仕事を任せたいと思ってもらえるようになります。
まとめ
フリーランスになった方は、今まで営業活動をしたことが無いというケースも多いです。どのように行えば良いか最初は悩むかも知れませんが、フリーランスの営業方法は多岐に渡るので、自分に合った方法を選ぶことが出来ます。慣れてくれば、様々な営業活動を試しながら、状況に応じたベストな方法を選ぶことが出来るようになるでしょう。フリーランスの方は今回の記事で紹介したことを、ぜひ参考にしてみて下さい。